『Webサービスのつくり方 - 「新しい」を生み出すための33のエッセイ』は、真にプロ(の|になりたい)人向けの書籍
id:kamawada こと yusukebe さんの著書 『Webサービスのつくり方 - 「新しい」を生み出すための33のエッセイ』 をこのたび頂戴することができました。(以下本書と呼びます)
Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)
- 作者: 和田裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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既にいくつかのレポート(dankogaiさん, antipopさん) が上がっているのでそちらもぜひご覧ください。
- 「0からつくったこと、どれだけありますか?」
自分は主にサービスの運用に関連する部分での経験が多く、こういった「0からサービスを作る」という経験は、片手で足りる程度やったことがある程度で、多くはありません。
特に運用経験が多くなるとどうしても、既に運用されているサービスの問題点を洗い出して解決していくといった方向にワークスタイルや考え方がよっていきがちです。
が、実はそういった人は多いだろうなと思っています。
はじめから「運用がしたい!」と思ってサービスの世界に入ってくる人は稀だと思います。
ホントはみんな「何か開発したい!」と思ってジョインしたはずです。
しかしながら「既にある運用」や「作られたアプリの事情や構成」にとらわれて、新しいことを始めるハードルを自ら上げてしまっている。
特に規模が多少あるサービスに関わるエンジニアほど「最初から美しく」「最初からスケールする」「こんな立場だからモヒられるのやだ」みたいな思い持ちがちじゃありません?私もそうです。
本書には、そのような「大規模のノウハウ」や「美しいソフトウェア開発」の話は書いておらず、おっぱいとか全裸とかイカ娘の話だらけです。
でも、曲がりなりにもプロの端くれである自分が読んで "ハッ" とさせられることが多々ありました。
ちょっと立ち止まって、本来やりたいと思っていたことを本書を読みながら思い出してみませんか?
きっと本書を読んだ人の心に刺さる "何か" が得られるはずです。